Dram(9) FPGA内部データ表示器 外付け器
SDRAM用のテストデータを作成してたのですが、FPGA内部を見る手段が少なく難儀しています。
少しでもデバッグが容易にしたく、FPGA内部データ表示器を作成しました。今回は、外付け器 の作成です。
●構成と概要
ハードウエアの構成と構成を次に示します。
構成を見ると、左はFPGAで本来の機能に加え、現象ラッチとSpiSlaveの機能を持ちます。
現象ラッチは、観測したい現象をラッチする機能で、今回は64バイトを考えています。
SpiSlaveは、ラッチした内容をFPGAの外に出力する機能で、外部SPIの要求に応じて1Mbpsで出力します。
今回確認したのは、右のFPGA内部データ表示器です。
メインの制御部は、Gr-KURUMIで、ルネサス社のArduinoです。これは、ライブラリが豊富な使いやすいマイコンです。
液晶表示器(LCD)は、3.3Vで動作する物で、入力したラッチデータを表示します。
USB-シリアル変換は、Gr-KURUMIのデバッグに使う物で、今回は取り出したFPGA内部情報をパソコンに出力するためにも使います。


●動作とその結果
今回は、Gr-KURUMI内で試験用のデータを発生して試しました。
次に、Gr-KURUMIのオンライン・コンパイラの画面と、LCDの表示内容とパソコンで受信した結果を示します。
試験データは、バイト0〜バイト63の64バイトで、バイト0の内容は0、バイト63の内容は63と昇順のデータです。
このデータをLCDで表示するため、LCDの2桁で1バイトを表示しています。このため、LCDでは、一度に16バイトのデータ表示になります。
又、パソコンの表示は、TeraTermを使用しています。パソコンでは、64バイトの表示が出来ます。余分な物もありますが。



●修正後の動作結果
併せて70回程度動作試験しましたが、全て正常に動作しました。次が、その波形です。
気になる点は、FT232Hの nTxe がHigh になることが無いことです。
これで、様子を見ます。
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