R8C/2AでSDカードを読み、FT245RでPCと通信


 ルネサス社のマイクロコンピュータ R8C/2Aの解説本を読んでいると、FATを使ってSDカードにアクセスする記事が目に付いた。
 FATは、ハードディスクやフロッピー等の大容量メモリのファイルシステムとして多用されているもので、私には伺い知れないものであった。
このFATがマイコンで読み書きできるとは。 その目で、本や雑誌を調べたらマイコンでも読み書きの例が多く載っている。何故、今まで試みなかったのか?無意識に避けていたのか?と反省しながら試みました。
 本や雑誌にはいろいろなFATのプログラムが説明されている、それもサンプルプログラムもついて。迷ってしまう。ルネサス社もマイコン用のFATプログラムを無償提供しているようだ。 R8C対応もある。
 ここでは、FATやSDカードの仕組みの学習を兼ねて、手ごろで説明の多い 「C言語によるR8C/Tinyマイコン活用技法」 島田 義人 著 CQ出版社 のMP3_playerのプログラムをR8C/2Aに移植して、SDカードを読み FT245RでPCと通信しました。

●R8C/2Aの構成と回路

 次は、確認したR8C/2Aの構成の写真と回路図です。 以前の 「R8C/2Aで10MHzのクロック発生とFT245RでPCと通信」で使った回路にSDカードの回路を追加しました。SDカードは秋月電子から、SDカードソケット変換基板はMADのMaedaさんから購入した削り出した基板です。
 R8C/2AとSDカードは、R8C/2AのSSUの4本で接続しています。










●動作とソフトの概要

 次の画面は、SDカードから読み出したデータをFT245Rでパソコンに送り表示した実行画面です。
 SDカードは次の様な、ファイル名と内容です。ファイル名の「○○.MP3」を覚えてください。
 この内容を6文字毎に表示しています。







 「C言語によるR8C/Tinyマイコン活用技法」 島田 義人 著 CQ出版社 のMP3_playerのプログラムは、マイコン R8C/15でMP3のファイルをデコードして音声にするソフトですが、ここではマイコン R8C/2Aのスイッチ処理ソフトとマージして、読みだしたデータをFT245Rを使ってパソコンに送信するようにしました。
 
 移植で心掛けた事や気の付いた事をメモします。
 ・本のソフトの内容を出来るだけ使う。
 ・本のMain()関数は、スイッチ押下で起動するところに移す。
 ・音声関係は取り除き、代わりにFT245Rにデータを渡すようにする。
 ・マイコン R8C/2Aは、省電力化のため周辺回路はOFFされている。
  このため、SSUを使うため、MSTCRレジスタのMSTIICビットを1 にする。
 ・ファイル名は、8.3方式で「○○.MP3」のようにする。
 ・SDカードのデータ出力端子は、オープンコレクタなのでプルアップする。


 尚、読出しに使ったSDカードは、WindowsXPで エディッタでA〜Zを入力してからファイル名を「○○.MP3」のように変更しました。
 特別なことは何もしていません。



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